エネルギーと発電
火力や電気を説明する上で大事なエネルギーの概念を中心に説明します。
エネルギー
“エネルギー”とは“仕事をする能力”をいいます。
エネルギーには、次に示すような形態・種類があります。
・力学的エネルギー
・化学エネルギー
・電気エネルギー
・磁気エネルギー
・光エネルギー
・核エネルギー
エネルギー資源
“エネルギー”と混同される言葉に“エネルギー資源”があります。
私たちは日常の暮らしで、いろんな形態のエネルギーを利用しています。
これらエネルギーの源を“エネルギー資源”といいます。
エネルギー資源は自然界に存在する資源であり、次に示すような種類があります。
・化石燃料
・核燃料
・水力
・太陽光
・地熱
・風力
・潮汐力
・波力
・海洋温度
・生物エネルギー(バイオマス)
エネルギー変換
ある形態のエネルギーを別のエネルギーに変えることを“エネルギー変換”といいます。
ここでは、火力発電に関連するエネルギー変換を例にあげます。
・化学エネルギー→熱エネルギー
燃焼による酸化反応
・熱エネルギー→力学的エネルギー
熱機関における物体(作動媒体)の状態変化
・力学的エネルギー→電気エネルギー
電磁誘導作用
発電
電気を発生させる言葉として使用される“発電”もエネルギー変換の一種です。
すなわち、エネルギー資源の保有するある種のエネルギーを、種々のエネルギー変換の経過をたどりながら最終的に電気エネルギー(=電力)に変換することをいいます。
前述したエネルギー変換の例は、火力発電におけるエネルギー変換の経過です。
私たちが一般に水力・火力・原子力などと区別する発電方式は、最終的に電気エネルギーへの変換に至る過程とエネルギー資源による区別といえます。
①火力
エネルギー変換の過程
化学エネルギー→熱エネルギー→力学的エネルギー→電気エネルギー
エネルギー資源
化石燃料
②水力
エネルギー変換の過程
力学的エネルギー→電気エネルギー
エネルギー資源
水力
③原子力(核分裂)発電
エネルギー変換の過程
核エネルギー→熱エネルギー→力学的エネルギー→電気エネルギー
エネルギー資源
核燃料
まとめ
エネルギーには多様な形態がある。
各種のエネルギーは、互いに変換することができる。
電気とはエネルギーの一形態である。
発電とはエネルギー変換によって電気を得ることである。

